レオナルド・ダ・ヴィンチは、イタリアのルネサンス期を代表する人物で、「万能の天才」と呼ばれ、14世紀から15世紀にかけて、その知性と創造力により、芸術史と科学史の両方に多大な影響を与えました。
彼の代表作には「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などがあります。
また、航空機の設計や解剖学的な研究も行い、先駆的な発明家としても知られています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの幅広い才能と創造力は、今日でも多くの人々に感銘を与えています。
歴史に名を刻んだ天才、ダ・ヴィンチが残した言葉には、私たちの日常にも通じる深い教訓が詰まっています。彼の言葉からは、あなたが充実した人生を送るための思わぬヒントが得られるでしょう。
ダビンチ名言集～芸術
その手に魂が込められなければ、芸術は生まれないのだ。
哀れなのは、師を越えることのない弟子だ。
絵画とは、感じられるというよりはむしろ見られる詩、詩とは、見られるというよりはむしろ感じられる絵画
芸術には決して完成ということはない。途中で見切りをつけたものがあるだけだ。
芸術の科学と、科学の芸術を研究せよ
芸術家はたくさん仕事をするためには、時には描かずにいる必要がある。
美しいものと醜いものは、ともにあると互いに引き立て合う。
画家の心は鏡に似ることを願わねばならぬ。鏡はつねに自分が対象としてもつものの色に変わり、自分の前におかれるものそのままの映像によって自己を満たすものである。
人間の足は工学上の最高傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。
人物を描く人は、もし彼が対象になり切ることができないなら、これを創り得ないであろう
画家は孤独でなければならない。 なぜなら、一人なら完全に自分自身になることができるからだ。たった一人の道連れでもいれば、半分しか自分ではなくなる
優れた画家は二つのものを描く。人と人の心の動きである
距離を置いて作品を見るのも良い方法だ。なぜなら、そうすると作品が小さく見える。そうなるとより多くのことが一目で把握できる。調和や均衡が欠けていないか、色合いはどうかといったことが良くわかるのだ。
私の描くこの人体は、君の目の前にまるで本人がいるようにはっきりと見える。君が人間の体の各部位を解剖学的に完全に知りたいと思うなら、君あるいは君の目は、下から、前から、横から、また、回してみたり、どこに起点があるか調べたりしながら、いろいろ異なった面から観察しなければならない。
詩人は目に見える表現の中では画家よりはるか下に見られ、目に見えぬ表現の中では音楽家よりもはるか下に見られる。
時々絵から離れて少しリラックスするのも良い考えだ。また戻ってきたときには、判断力が確かなものになっている。作品の前にずっといると、正しい判断力が失われていくからだ。
ダビンチ名言集～学び
学ぶことで心が消耗することは決してない
知りたいという欲求は、人間の良き本性である。
最も高貴な娯楽は、理解する喜びである。
大切なのは、自問自答し続けることである。
充分に終わりのことを考えよ。まず最初に終わりを考慮せよ
愛は、義務より良い教師である。
我々の知識はすべて、我々の知覚に基づいている。
並の人間は、よく見ずにただ眺め、耳を澄まさずに聞き、触っても感じず、味わうことなく食べ、意識することなく動き、匂いに気づかずに空気を吸い、考えずに話す。
知ることが少なければ、愛することも少ない
鉄は使わなければ錆びる。 水は澱んでいれば濁り、寒空には凍ってしまう。ましてや、怠惰は心の活力を奪う。
知るだけでは不十分である。活用しなければならない。意思だけでは不十分である。実行しなければならない
知恵は経験の娘である
食欲がないのに食べても健康に悪いように、やる気がないのに勉強しても記憶力が損なわれ、記憶したことは保存されない
五感は魂に仕える従僕だ
理解するための最良の手段は、自然の無限の作品をたっぷり鑑賞することだ
理論は将校、実践は兵卒
私の仕事は、他人の言葉よりも自分の経験から引き出される。経験こそ立派な先生だ
愛は知識の母である
その理論が経験によって確証されない、あの思索家たちの教訓を避けよ
ダビンチ名言集～人生・生き方
充実した一日が幸せな眠りをもたらすように、充実した一生は幸福な死をもたらす
人生は単純だ。何かに挑戦して、ほとんどは失敗し、いくつか上手くいく。そして上手くいくことが増えていく。
苦労せざるものは幸運に値せず
老いてからの欠乏を補うのに十分なものを青年時代に獲得しておけ。老年が食物として必要なのは「知恵」である。
立派に費やされた一日は長い。
経験こそ立派な先生だ
このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、最初からずっと死に方を学んでいたのだ
つねに恐れつつ進まぬ者は、数々の侮辱にあい、しばしば悔いることになる
どこか遠くへ行きなさい。仕事が小さく見えてきて、もっと全体がよく眺められるようになります。不調和やアンバランスがもっとよく見えてきます
一日で金持ちになりたいと思うものは、一年で首を吊られるだろう
充実した生命は長い
私は実行することの重要性を痛感してきた。知っているだけでは不十分だ。知識は応用しなければならない。意欲があるだけでは不十分だ。実際にやらなければならない。
私は決して障害に屈することはない。いかなる障害も、私の中に強い決意を生み出すのだから
若いうちに努力せよ
ダビンチ名言集～理念・考え方
人間はやり通す力があるかないかによってのみ、称賛または非難に値する。
単純さは究極の洗練である
人は3つのタイプに分けられる。積極的に見る人、示されれば見る人、見ようとしない人だ。
必要であればあるほど拒まれるものがある。それは忠告だ。それを余計に必要とする人、すなわち無智な人々から嫌がられる。
快楽のうしろには面倒と悔恨をもたらすものがついている。
困難の中に、機会がある。
あらゆるものの部分はそれ自身のうちに全体の性質を保っている。
僅かな確実さは大きな嘘に勝る
自分の判断以上に自分を欺くものはない
質素であることは最も素敵なことだ。
小さくても善いこと、大きくても駄目なことがある
こわがればこわがるほど、逃げれば逃げるほど、近くによってくるものがある。それは貧窮だ。逃げれば逃げるほど、君は悲惨になり安らぎをうしなう。
あらゆるものは、他のあらゆるものと関連する。
大いなる苦悩なくしては、如何なる完成せる才能もあり得ない
沈黙ほど権威を強めるものはない
同じ眼でながめた対象が、あるときは大きく、あるときは小さく見える
悪を罰しない者は悪をなせと命じているのだ。
医者を避けよ。なぜなら、その薬は錬金術の一種。それを飲む者は間違った忠告を受け入れている。
脅迫とはひとえに脅えた者の武器にすぎない。
時間を上手く使いこなせる人には、十分な時間があるものだ
目は魂の窓である。
何かを主張をするのに権威を持ち出す人は全て、知性を使っているのではなく、ただ記憶力を使っているだけである。
起きているときの想像力よりも、眠っている時の夢のほうがはっきりとものが見えるのはなぜか？
誰も他人のやり方を真似すべきではない。 なぜなら、真似をすれば自然の子供ではなく、自然の孫でしかない。我々には自然の形態がたくさん与えられているのだから、直接自然に触れることが大事だ
知的な情熱は性欲を追っ払う。
旅行は好きだが、着くのが嫌いだ。
涙は心から生まれる、脳からではないのだよ。
私を軽蔑するな、私は貧乏ではないからな、やたらに沢山のものを欲しがる者こそ貧乏なのだ
猫は、どんなに小さくても最高傑作である
ダビンチ名言集～自然・摂理
水は万物の原動力である
すべては、すべてから来る。すべては、すべてから創られ、すべては、すべてに戻っていく。すべては、すべてに包み込まれる。
人間は古代人によって小宇宙と呼ばれた。人間には肉を支える枠組みとしての骨があり、地球には土を支える岩がある。人間は血液という湖を持ち、そこでは肺が膨らんだり、しぼんだりして呼吸作用をしているように、地球には海があり、四六時中潮の満ち引きが宇宙の呼吸作用を繰り返す。
解剖して分かったことだが、人間は死ぬように出来ているのだ。
我々には自然の形態がたくさん与えられているのだから、直接自然に触れることが大事だ
顔に人間の性格、人間の癖や性質を部分的に示す特徴が見られるというのは真実である。
川の中ではあなたが触る水が一番最後に過ぎ去ったものであり、また、一番最初に来るものである。現在という時も同じである
我々の周りにある偉大なことの中でも、無の存在が最も素晴らしい。その基本は時間的には過去と未来の間にあり、現在の何ものをも所有しないというところにある。この無は、全体に等しい部分、部分に等しい全体を持つ。分割できないものと割り切ることができるし、割っても掛けても、足しても引いても、同じ量になるのだ
精神は、鍛錬なしには堕落する
本当に物事が分かっている人は、大声を出さないものである
大気のこの青い色は、本当の色ではないはずだ。暖かく湿った空気が蒸発して目に見えない細かい粒子になり、それがふたのように覆っている宇宙の黒い闇の下で太陽の光に照らされて、このような色に輝くのだ。
老人が死ぬのは、熱が原因でないのなら静脈が原因だ。静脈壁がぶ厚くなり、しまいに詰まって、血液が流れなくなるからだ。
自然は自己の法則を破らない
そんな小さな空間に、全宇宙の姿を抱えることができるなど誰が信じるだろう。
ダビンチ名言集～幸福
神はいつでも公平に機会を与えてくださる。
孤独であることは救われることである
結婚とは沢山のヘビが入った袋からウナギを取り出そうとするようなものだ
徳こそ本当の我々の財産で、それを所有する人の本当のご褒美なのである
神は思わせぶりだが、悪意は持たない。
幸せの入る場所に、嫉妬が待ち伏せしてこれをおそう
徳は、生まれると同時に、徳に反対する嫉妬をも生み出す。嫉妬を伴わない徳よりも、影を伴わない物体のほうが先に現れるだろう
失われうるものを富と呼んではならない。
レオナルド・ダ・ヴィンチのすごさ
レオナルド・ダ・ヴィンチは芸術と科学の分野で革新的な業績を残し、その幅広い才能と創造力は今日でも多くの人々に感銘を与えています。
芸術の巨星
ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの傑作を生み出し、ルネサンス期の芸術家の中でも最も優れた存在とされています。彼の絵画はリアリズムや透明感、緻密なディテールで注目されています。
発明と技術の天才
ダ・ヴィンチは様々な分野にわたって発明や技術の研究を行いました。彼はヘリコプターの原型に似た飛行機の設計を行ったり、武器や機械の発明にも取り組みました。その先見性と技術的な洞察は驚くべきものでした。
科学と解剖学の研究
ダ・ヴィンチは人体の解剖学的研究を行い、精密な解剖図を描きました。彼の観察力と科学的な好奇心は、当時の医学や生物学の進歩に寄与しました。
多岐にわたる知識と好奇心
ダ・ヴィンチは芸術、科学、数学、天文学、工学など、さまざまな分野にわたる知識を深めました。彼の多面的な学識と好奇心は、その時代の人々にとっても異例のものでした。
ダビンチの人生
レオナルド・ダ・ヴィンチ（Leonardo da Vinci）は1452年4月15日にイタリア、トスカーナ地方のヴィンチで生まれました。以下はダ・ヴィンチの人生の主な要素です。
早期の生涯
ダ・ヴィンチは非嫡出子として生まれましたが、家族は彼の才能を認識し、15歳のときにフィレンツェのアーティスト工房で絵画を学ぶ機会を与えました。彼の芸術的な才能はすぐに認められ、若くして独自のスタイルを築いていきました。
フィレンツェでの活動
ダ・ヴィンチはフィレンツェで多くの芸術家や知識人と交流し、数々の絵画や彫刻の仕事に従事しました。この時期に描かれた「最後の晩餐」や「モナ・リザ」は、彼の芸術的な傑作として今日でも高く評価されています。
ミラノでの宮廷芸術家
ダ・ヴィンチは1482年にミラノの宮廷に招かれ、ルドヴィーコ・スフォルツァ公の庇護を受けました。ミラノでの時期には機械工学や建築、解剖学の研究にも取り組み、多岐にわたる才能を発揮しました。
ヴェネツィアとローマでの活動
ミラノを離れた後は、ヴェネツィアでの仕事やローマでの活動もありました。特にローマでは宮廷画家として活動し、教皇庁の仕事に従事しました。
晩年の活動と死
ダ・ヴィンチは晩年にフランスに移住し、フランソワ1世に仕えました。晩年の彼は主に解剖学や科学の研究に没頭しました。彼は1519年にフランスで亡くなりました。
遺産と評価
ダ・ヴィンチは芸術家、発明家、科学者として非常に幅広い分野で成就し、その功績は数世紀にわたり称賛されています。彼の手稿やスケッチは、彼の独創的な思考と観察力を示す貴重な資料として残っています。
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